北九州市で中古戸建のホームインスペクション(住宅診断)を行いました。
本日、北九州市で中古戸建のホームインスペクション(住宅診断)を行いました。
築40年超えの木造住宅でしたので劣化事象はちらほらみられましたが、今後もこの建物を使用するとして一番の問題はこちら。
床を支える床束という木材に縦に這うように作られた土のかたまり。 これは蟻道といわれるシロアリの通り道です。
シロアリは光に弱いため、移動するときは木材の中を食害しながら進むか、外にこの蟻道を作ってこの中を登ります。
蟻道の一部を壊すと、ポトリと落ちてきました(4枚目画像中央)。現在進行形でシロアリが生息していることが判明。ヤマトシロアリかと思われるのでそこまで害は大きくないと思われますが・・・一度専門家による二次診断を受けるべきですね。
<<追記>>
早速専門家からご助言いただきました。画像のシロアリは、イエシロアリの兵蟻だそうです。確認すると確かにおっしゃる通りでした。細長い蟻道と食害の少なさからヤマトシロアリかなという印象だけで第一報を書いてしまいました。
弁解させていただくと、現地での診断後、不明な点や懸念ある点は先輩・同僚へ相談したり、各種専門家の意見を聴いたり、文献を調べたりして報告書にまとめていきます。
ホームインスペクションでは、現地で概略のご説明をさせていただきますが、報告書までがインスペクションですとお伝えするのはこのためです。