ホームインスペクション(住宅診断)延期!?
先日よりホームインスペクションのお問い合わせをいただいている依頼者様(買主様)より延期のご連絡をいただきました。
所有者様(売主様)が診断を拒まれているとのこと。
依頼者様はインスペクションで大きな問題がなければ購入するおつもり。
・大きな問題がないか確認した上で契約したい
・今ある不具合の補修にかかる費用の目安を知っておきたい
・今後の家との付き合い方について聞きたい
といった意図でいらっしゃるのですが、別の理由からすでに値交渉されているというのもあって、インスペクションの結果をもとにさらに値交渉されるのではと警戒されているようだとおっしゃっていました。
売主様としても諸事情あって売りに出されているのでしょうから、いろいろと調べられたくないのというのもわからないでもないですし、ましてや入居中だからというのもあるかもしれません。
買主様、売主様そして仲介業者様という取引における関係者それぞれのホームインスペクションというものへの認識・理解度の違いもそこにはあるものと思います。
ホームインスペクションのご利用によって、事前に建物のことまで知った上で契約する。
これは納得して契約していただくということであり、顧客満足を高めるのと同時に、後のクレーム・トラブル発生の確率を下げることでもあります。
これは取引に関わる全員にとっていいこと。
ホームインスペクションを正しく理解していただき、ご活用いただけるよう、普及活動をがんばっていかないといけませんね。