福岡市内にて中古一戸建てホームインスペクション(住宅診断)を行いました。
5/22、福岡市内にて中古一戸建てホームインスペクション(住宅診断)を行いました。
こどもの運動会の後だったため、失礼ながら日焼けの赤ら顔でうかがいました(^_^;)
部屋境の引戸、下が空いています。
建物の傾き?敷居が下がっているだけ?
もちろん、この症状単体では判断できませんね。
階段を上がって、2階の踊り場の天井。
画面奥と照明用シーリングの部分に怪しげな染みあり。
雨漏りでしょうか?
これもこの真上、小屋裏の状況を見てみないと判断できません。
上の画像の真上。屋根下地、野地板という部材です。
うっすらですが染みがでているようです。やはり雨漏りの可能性が高いですね。
ではこれが過去のもので既に修理済みなのか、あるいは現在進行形なのか、最近発生したものなのか・・・
建物にあらわれている事象を手掛かりに、時には理論や経験則を交えて具体的に推測していく。
この辺りが、「雨漏りあり」に丸をつけておしまいの「(広義の)インスペクション」や「〇〇検査」とは決定的に異なる点だと思います。
天井裏の金物の緩み。
どんなに立派な設計や工法であっても、適正に工事がなされていないと意味がありません。
耐震性や断熱性、省エネ性など聞こえのいい言葉が飛び交っていますが、ほんとに大切なのはこういったことだと思っています。
床下。
基礎の換気口廻りのモルタルが落ちています。
中からはがれきが覗いていますね。鉄筋が入っていないことは確かなようです。
耐震基準義務化前の建物なので鉄筋が入っていない=違法建築・欠陥住宅であるとはいえません。
この辺りも耐震改修を考えるべきか、このまま使用して良いものか(するに越したことないことは言うまでもありませんが・・・)傾きや地盤も含めて検討する必要があるでしょう。