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福岡市内で所有戸建点検ホームインスペクションを行いました!

福岡市内で所有一戸建てホームインスペクション(住宅診断)を行いました。

大きなリフォームを計画されていた依頼者さま。
当初は業者さんのお見積りが適正かどうかみてほしいというご相談でした。お話しているうちに、せっかくリフォームするので、ほかに今しておくべきことがないか、そもそも今このリフォームをすべきか、といったところにたどりつかれ、今回の診断となりました。

お見積りが適正かどうかについては、月並みですが相見積もりをとることである程度対応できると思います。
ただ、その工事をすべきか否かなど、その先については第三者たるホームインスペクターの出番です。
工事業者さんは工事するのが仕事なのでなるべく工事したいもの。もちろんメンテナンスは早いうちにしておくに越したことはないですが、あれもこれもと提案してきたり、キャンペーンや補助金が出るからといった販促には注意が必要です。

さて、診断にお話を戻しますと、一番のネックは床下の湿気でした。基礎のたちあがりや束石に針状結晶が発生し、カビも散見されました。過去にシロアリの被害もあったようす。聞けば、以前田んぼだった土地と購入時に説明されていたとのこと。

今回は床下の写真をご紹介。

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土壌や束石に針状結晶が発生していました。
土壌の成分が水分に溶けて吸い上げられ、土壌や束石表面で結晶化したものです。硫酸塩劣化といわれる症状かと思われます。

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同じく硫酸塩劣化の症状。
液体が固体になるときには膨張し体積が増えます。
束石にしみ込んだ硫酸塩分が結晶化する際に体積が増え、束石をわってしまう例です。
ただ、束や束石は床を支える部材ではありますが、建物の構造に関わる部材ではありませんので、建物の耐久性等に直接は影響しません。

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青カビや白カビが繁殖していました。

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施工時から落ちていた釘でしょうか。
錆びてくずれかかっています。

 
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