福岡市内で中古戸建てホームインスペクション(住宅診断)を行いました!その2
前回(もう2か月経ってしまった!スミマセン!)からご紹介しております福岡市内の中古戸建ホームインスペクション(住宅診断)の模様です。
今回は室内の不具合箇所からピックアップ。
・天窓廻りのクロスの剥がれやカビ
・タイルのひび割れ
・建具と枠の隙間
前回、屋外の天窓廻りにシーリング補修跡がある点を指摘しておりましたが、室内側からみてもクロスの剥がれやカビがみられ、過去に雨漏りした可能性が推測されます。このあたりは、売主さまや仲介業者さんが過去のメンテナンス歴の情報を持っていらっしゃると確認が取れて良いのですが、そうでない場合は気をつける必要がありますね。
ただ、天窓廻りは日射による温度差が生じやすく結露しやすいところでもあります。雨漏りか結露かあるいはその両方か。いずれにしろ天窓のある物件は、こうしたリスクがあることを頭に入れておかなければなりません。
タイルだけでなく、壁紙など室内の仕上げ材のひび割れやしわ、また建具と枠に細く三角形の隙間ができる、建付が悪いなどの症状がそろってきますと、建物の傾きが気になってきます。
ホームインスペクション(住宅診断)では基本的に床と壁の傾き計測を行います。こうした建物の諸症状と計測数値を重ねて総合的に検討することで、そのおうちの現在のコンディションに迫っていきます。
天窓廻りのクロスにカビが発生しています。雨漏りなのか結露なのか注意が必要です。
タイル張りの浴室ではタイルのひび割れがみられました。
窓を閉めたときサッシと枠の間に細い三角形の隙間ができます。
障子を閉めたとき障子と柱の間に細い三角形の隙間ができます。