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太宰府市で中古戸建てホームインスペクション(住宅診断)!床下編

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先日からご紹介しております過去の診断事例。最終回は床下編です。
前回同様、外回り室内をきれいにリノベーションしても、こういう普通の人がみないところにその建物の本質がでます。
レトロデザインの空き缶!はおいといて、室内で建具の隙間があったのを思いださせるように、床下では傾き調整の形跡がみられました。傾きを調整すること自体はなんら悪いことではありません。根本的に傾きを直すことも大事ですが、築年数やご予算によっては床面で傾きを調整して「暮らす」ということに重点をおくことは間違っていないと思います。
このとき大事なのは、傾きがとまっていて調整をほどこしたのか、それとも傾きが進行している途中で調整しているのかということ。建物は建築後建物の重みで若干地盤が沈む「圧密沈下」という症状が起こります。今回の場合、建物自体は建ってずいぶん時間が経っていると思われるので、圧密沈下の可能性は低いとして、その後どの時点で傾きが出たのかあるいはじわりと長い年月かかって傾いてきたのかははっきりとはわかりませんでした。
それと、微調整で厚紙挟んでいるのはいただけませんね。最初は良くてもいずれつぶれて意味をなさなくなります。
ほか、床下はいろいろと問題あり(長くなるので割愛😂)。
総合すると、築年数相応でいろいろと問題は抱えつつもリノベーションで生活に支障がない状態には仕上げてある建物ということになります。立地、ご予算、使い方、好みなどあとは購入希望者さまのどこにマッチして、どこが我慢できないかという選択になるでしょう。性能とか構造とかハード面に選択の重心がある人には向かない物件といえますね

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束にも水を吸い上げている形跡あり。建物の重さで割れたというよりは、硫酸塩劣化によるひび割れではないかと診ました。

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基礎立上りにも横に長いひび割れ。

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基礎立上りにも随所にひび割れ。築年から鉄筋は入っていないだろうと思われ。

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床下木材の含水率20%超。湿気の強い床下環境といえます。

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